「老いてこそデジタルを。」三世代本音トーク

かあちゃんがブログを始めようと考えていた時、「老いてこそデジタルを。」という書籍の新聞広告を見た。

著作者の若宮正子さんは、80代でアプリ「ひな壇」を開発した方だ。

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AppleのCEOティムクックが、わざわざ会いにくるほどの方だよ。

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この本のタイトル「老いてこそデジタルを。」を見た瞬間にやられた!と思った。

それは何故か?

三世代で暮らしていて、いつも思うことがあった。

年齢を重ねることで出来なくなくなることは、デジタル機器の使い方でカバーできるのではないのか?

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デジタル機器を、味方にしたら良いのに。

まいご家の日常に、ド直球のタイトルなのだ。

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これは、読んで見なくては。

三世代の家族で回し読みをしたので、それぞれの感想をみてみよう。

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  • 「老いてこそデジタルを。」を読んで、シニアがどう感じたか。
  • 「老いてこそデジタルを。」を読んで、ティーンエイジャーがどう感じたか。
  • 「老いてこそデジタルを。」からのシニア世代へのメッセージとは。
目次

シニアが書いたデジタルとのつきあい方

シニアが書いたデジタルとのつきあい方

この本を一言で表すと、シニアから見た、シニアに向けてのデジタル機器とのつきあい方の指南書だ。

だから、シニアのばあちゃんの感想が著者が求める感想に近いと思う。

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シニアのばあちゃんの感想

ほぼ同世代。

独身時代の就職先が同業だったことも、内容にさらに共感したようだ。

特に1960年代の社内のコンピューターの描写に、親近感を持っていた。

  • コンピューターはオフィスの一室を占領して、冷房も社内で一番最初に取り付けられた近寄りがたい存在。
  • 初めて手にしたスマホを「おっかなびっくり」扱うのは、当然。
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そうなのよ。大きなコンピューターがあったわ。
私にとっては、コンピューターは触ってはならないものだった。

「同じ時代」を生きてきた人=「とっつきにくい部分」もわかってくれる人

この公式が冒頭の部分で、ばあちゃんの中にできあがった。

言葉がわかりやすい

実際にシニアにとって一番苦手なICT関係の言葉が、分かりやすく書かれている。

例えば、「デジタル」の説明も独特の感性で説明されている。

デジタル化とは、いろいろな物や現象などを、数値で表すこと(数字に置き換えること)です。別な言い方をしますと、「微妙な空間」や「空気」を読むのと違い、味も素っ気もない世界です。

引用:「第1章 デジタルはシニアの大きな味方 第1節 デジタルって何?」より
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分かりにくい言葉を、理解出来る感覚に落とし込んでくれている。

さらに、マーチャンの豆知識のコーナでは、「アプリ」「Wi-Fi」「SNS」「QRコード」なども解説してくれている。

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シニアが苦手なICT用語を、シニアの実際の生活の場面で説明してくれている。

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書かれている言葉がわかりやすい。これなら私にもわかる。

これが一番最初に出た感想だ。

しかもLINEの便利な活用方法として紹介されていた方法を、読後に使い始めていた。

LINEに自分だけのマイルームを作って、記録やメモがわりに使うのだ。

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ばあちゃんがスマホの機能を、自分から設定して使い始めた。

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そんな方法でなくて、iPhone純正のリマインダーやメモのアプリを使おうよ。

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これがいい。

「自分もやってみよう」と思わせてくれるところが、若宮さんの影響力。

ばあちゃんの後悔

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若宮さんがパソコンを手に入れた時期と、私が手に入れた時期はほぼ同じなのに・・・

まいご家のばあちゃんは、新しいものが好き。

けれど、手入れるだけで満足するタイプだ。

PCもWindows98から購入している。

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私は、事業をしているからね。

一応、仕事用のパソコンだ。

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でも、仕事を効率化するためには利用していない。

PCを手に入れた時は同じスタート地点だったのに、現在地の風景は全然違う。

使えないパソコンを前にばあちゃんは、

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私の周りの人は、パソコンなんて使う人はいないわ。

と言っていた。

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年齢を言い訳にしているけど、事業をしているんだろ。
それでいいのか?

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もう70を過ぎたのだから、使えなくて当然。

そんなシニア世代に向けて、インパクトのある言葉が書かれていた。

世の中の進歩に追いつく苦労は、親世代も一緒。

ばあちゃんの親世代も、「自動改札」「ATM」「洗濯機やテレビなど」新しい機器と出会ってきたのだ。

そして、生活の中で受け入れ自分で操作が出来るようになった。

いつの時代でも、世の中の進歩に追いつくために、苦労するのはシニア

引用:「第1章 デジタルはシニアの大きな味方 第4節 世の中の進歩に追いつく苦労は、親世代も一緒でした」より

どんな時代でも生活をしていれば、大きな変化がある。

その時代の変化を軽やかに受け入れて、進化して行くことに年齢は関係ない。

できない理由に年齢を使うことは、進歩を否定して生きていくことになる。

そのことに気づかせてくれたのだ。

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パソコンは、自分にはもう必要のないものだと思っていたわ。
20年、何をしていたのかしら。

孫世代ムスコの感想

この本には、シニアがデジタル機器に触れる時の戸惑いがわかりやすく書かれている。

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家庭内で孫世代のムスコにも、この戸惑いを知って欲しい。

そう思い、ムスコにも読んでみることを勧めてみた。

Appleが大好きなムスコは、

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読んでおいてもいいかな。

と手に取った。

読後に驚きを伝えてくる。

できない部分はそこなの?

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高齢者って「マニュアルを読みながら、手順を追って作業をする。」ことが苦手なんだ。

そう、まいご家でムスコがいつも発している言葉は、

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書いてあるだろ。きちんと読んでから聞いてくれ。

だったのだ。

デジタル機器に触れること以前に、「マニュアルを読みながらの作業」が苦手なのがシニア世代の特徴なのだ。

特に、「顔の見えない、どこの誰だか分からない相手の、音声や活字の指示に従って、そのとおりに手を動かす」という動作に慣れていないのです。

引用:「第1章 デジタルはシニアの大きな味方 第5節「何でも慣れるしかない」と明るく割り切って」より
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知らなかった。

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私もマニュアルを読まないのは、ばあちゃんの性格なのかと思っていた。

せめてパソコン用語をわかるようになって欲しい。

マニュアルを見ながら操作をすることが、シニアにとって苦手なのは理解できた。

それでも教える立場の孫世代のムスコから、読後に要望がでた。

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せめてパソコン用語は自力でわかるようになって欲しい。
説明が難しいんだよ。

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例えば?

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エンターとシフト。
もうなんて説明したらいいのか分からないよ。

ムスコの言うことも、もっともなのだ。

パソコン用語は横文字が多い。

ばあちゃんが混乱するのも分かるのだが、動作に直結する用語は説明のしようがない。

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パソコン教室に通わないとダメかしら。

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まずはPCを触ることから始めたら?

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子世代かあちゃんの感想

年齢を重ねて「出来なくなること」は、デジタル機器の力を借りたらカバー出来るのでは?

じいちゃん、ばあちゃんとの生活の中でいつも思っていたことだ。

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私と同じ考えを、シニア世代の人が伝えようとしている。

これが一番の驚きだった。

しかもシニアがデジタルに対応することが、社会の底支えになると訴えている。

加齢はデジタル機器でカバーしようよ。

ばあちゃんがいつも言っている言葉がある。

ばあちゃんのアイコン画像ばあちゃん

最近は、役所の書類も字が小さくて読めない。

行政の書類が、特別に字が小さくなった訳ではない。

ばあちゃんの視力の衰えが原因だと思うのだ。

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字が読めないのなら、スマホで写真に撮り拡大すればいいのに。

ムスコのアイコン画像ムスコ

スマホには「拡大鏡」が付いてるよ。

歳をとったからできないで終わらせないで。

まいご家でのエピソードは、さらに続く。

拡大鏡や写真に撮ることを提案する、ムスコやかあちゃんに、

ばあちゃんのアイコン画像ばあちゃん

そんなことを言っているのではない。
役所が高齢者に書類を書かせようとしてるのに、配慮が何もないのが悪い。

こう言い出すのだ。

かあちゃんのアイコン画像かあちゃん

世の中は、高齢者だけを中心に回っているのではないのだけど。

見えない意識の壁にぶつかり、話しは平行線に終わる。

そんなシニア世代に、若宮さんは呼びかける。

  • 「ICTリテラシーを高めること」は、若い人たちのためにしてあげられることの一つです。
  • 「人手不足時代」に貢献するために最後の一人にならないように、がんばりましょう。
  • 慣れるしかないと割り切ってしまいましょう。
かあちゃんのアイコン画像かあちゃん

「歳をとっているからできない。」で終われせないで。
歳をとっても何が出来るのか考えて欲しい。

親にはいつまでも生き生きと暮らして欲しいのが、子ども世代の本心からの希望なのだ。

デジタル機器を触ってみよう。

デジタル機器を触ってみよう。

慣れるためには、触るしかない。

シニアがスマホを使いこなせないのは、「壊したらどうしよう。」と思うからだ。

最初に書いた一社に1台、特別仕様のコンピューター時代の意識を変えるのだ。

その背中をそっと、いやかなり強力に押してくれるのが「老いてこそデジタルを。」だった。

シニアには、なぜデジタル機器が必要なのかをわかりやすい言葉で説明をしている。

子ども世代や孫世代には、シニアがなぜデジタル機器が苦手なのかを説く。

そしてシニアがデジタル機器を使えるようになる時、社会の中でシニアの果たす役割が大きくなる。

この本は、シニア世代へのエールだったのだ。

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