毎年恒例のWWDCの基調講演を今年も試聴しました。
まいごのかあちゃん流WWDCの楽しみ方は、とにかく自分の生活に落とし込んで考えながら見る。
5年後10年後の自分の生活で、Apple製品がどのような使われ方をするのか想像します。
今年の内容で目を引いたのは、「ヘルスケア」アプリです。
- Apple WatchがなくてもiPhoneで「アクティビティ」のムーブリングが表示できるようになること。
- iPhoneで服薬の確認や管理ができること。
- iOS16の「共有」を使って離れた相手に情報を共有できること。
この機能を使えば、離れた場所に暮らしている親の健康状態を知ることができるよ。
より正確な情報が欲しければ、Apple Watchは必需品だけどね。
Watch OSの機能がiPhoneでも利用できる
基調講演では、Watch OS の説明をしていました。
かあちゃんはまだApple Watchは持っていません。
ムスコがSeries4を持っているので、どんな使い方をしているのかはなんとなくは知っていました。
講演を聞いていると、スポーツをする人は手放せないほどの便利な機能が追加されています。
驚いたのはWatchOSの機能の説明をしている最中に、iPhoneユーザーも使えるようになりますと言うではないですか。
フィットネスアプリの「アクテビティ」の一部が使えるようになる。
「アクテビティ」はApple Watchの機能です。
Watchをつけている間の運動が記録されて、3色のリングが進捗状況を知らせてくれます。
- 赤色「ムーブ」リングは、運動による消費カロリー。
- 緑色「エクササイズ」リングは、早歩き以上の運動をした分数。
- 青色「スタンド」リングは、1日の内で1時間に1分以上立って体を動かした回数。
リングが1周すると、1日の運動量をクリアしたことになるのです。
記録されたアクティビティは、iPhoneの「フィットネス」アプリで確認できます。
今まではApple Watchを持っていないと「フィットネス」は使えませんでした。
IOS16からは、iPhoneでも「アクティビティ」アプリでムーブのリングを表示できるようになるのです。
より視覚で訴えるものになるのね。
表示されるのは、iPhoneの内部のセンサーの記録です。
つまり、iPhoneを体から離した状態で使っている時の記録は、完璧ではないと言うこと。
実は「ヘルスケア」アプリで、「歩数」や「歩行安定性通知」「睡眠」の設定ができない訳ではなかったのです。
今まで「ヘルスケア」アプリを開いたことすらなかったから、気がつかなかった。
Apple Watchと連動させてこその機能だからね。
「歩行安定性通知」や「睡眠」の設定もiPhoneでできますが、自分には縁のない機能と思い設定もしていませんでした。
より視覚にで訴える「アクティビティ」が使えるのなら、「ヘルスケア」アプリと併用して健康管理に役立てたいですね。
本音を言えば、Apple Watchで正確な数値が知りたい・・・
「ヘルスケア」アプリに服薬が加わった。
今回一番目を引いた機能の追加は、「服薬」管理が「ヘルスケア」アプリでできるようになることです。
かあちゃんは持病持ちです。
もう30年、薬を飲み続けています。
分量が複雑で、検査結果によって服薬の量が変わります。
一日おきに1錠の日と2錠の日があるのです。
偶数日を2錠と自分ルールは決めているけれども、ちょっと大変。
わたしはまだ自分で服薬の管理ができます。
デイサービスの朝の送迎時の仕事の一つに、利用者様が朝の薬を服用したかどうかの確認作業があります。
そんなことまで送迎の介護職の人がやっているの?
ひとり暮らしの認知症の利用者様は、「飲んだ」と自己申告しても実際は飲んでいないからね。
ご家族様が電話をして、薬の服用を確認したとしても実際は飲まれていないことが多いのです。
わたし達は飲み終わった薬の袋を確認したり、お薬カレンダーの日付の部分に薬が入っていないことを確認しています。
もっと認知が進むと、お薬を預かって来所されてから看護師が服用を手伝います。
それほど「服薬」の管理は大変なのです。
認知症の方がiPhoneで服薬管理をするのは、ハードルが高いでしょう。
使い方によっては、周囲の人たちが服薬の状況を連携できる可能性が広がります。
iOS16の「共有」を使えば離れた家族の情報が確認できる。
「服薬」機能の可能性の一つに、iOS16の「共有」を利用する方法があります。
「ヘルスケア」アプリを家族と「共有」すれば、離れた家族の健康を可視化して把握できるのです。
自立した高齢の親の健康管理にピッタリ。
すぐに活用できるのは、自分でiPhoneを使いこなせる「自立した親」の健康状態を「ヘルスケア」アプリを「共有」して確認することでしょう。
「服薬」の状態の管理。
「歩行安定性通知」の共有。
もし可能なら、Apple Watchを併用すればより詳細なデータを活用できます。
「服薬」のスケジュールが乱れてきたら、認知症を早期で発見できるかもしれません。
「歩行安定性通知」で転倒の危険性が分かれば、早めに対策を考えることもできます。
離れて暮らす高齢の親の「ある日突然の急変」ではなく、「心がまえをして迎える親の老い」に備えることができるのではないでしょうか。
Apple Watch のヘルスケア機能が使いたい
WWDC22の基調講演の冒頭は、iPhoneのロック画面のカスタマイズ機能の発表からでした。
スマホの進化はもうなくなったのだなと思ったよ。
今は「車」や「ホーム」の進化を待っている時期なんだよ。
大きな進化がなくなったけれども、より生活に密着した進化は進んでいる。
これが今年のWWDCで感じた感想です。
わたしはiPhoneの機能を活用できているのか。
自信がないです。
iPhoneに入っているApple純正アプリを使いこなしたならば、iPhoneはもっと生活の一部になる。
そして、iPhoneをもっと活用するためにApple Wacthがますます欲しくなりました。