どうしてここまで、クレジットカードの発行にこだわるのだろう?
時期が来たら、それほど苦労をしなくてもクレジットカードは発行できる。
- 「学生」になれば、カード会社の方がハードルを下げてクレジットカードを発行してくれる。
- 成人すれば、親の同意がなくても申し込みができる。

わざわざ、大変な思いをしてクレジットカードを発行するのは、なぜなんだろう?
- 未成年で「クレジットカードを作りたい。」と言っている子どもを持つ親。
- この年代の子ども?が何を考えているのか知りたい人。
- この親子、何やってんだ??と思っている人。
クレジットカードを持ちたいムスコの事情と、かあちゃんの気持ち


- どうして未成年なのに、クレジットカードを作ろうと思うの?
-
クレジットカードだと、締め日・引き落とし日が決まっていて口座管理が楽だから。



サブスクリプションの契約数が多いから、引き落としの管理がデビットカードでは、大変なんだ。
- 親として未成年の子どもが、クレジットカードを使うことに心配はないの?
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限度額が最少の間に、クレジットカードとの付き合い方を学べて良かったと思う。



親世代が思っている以上に、子ども世代にはキャッシュレスが浸透していた。
次のクレジットカードを申し込んでみる。


幼い時のキッザニアでの思い出から、最初のカードは「三井住友カード」が欲しかったムスコ。
ファーストカードとして、申し込んでみた。



でも、予備校生は「無職」。
「学生専用の三井住友カード」である「三井住友 デビュープラス(学生)」は、審査が通らなかった。
次は、「楽天カード」を申し込んだ。
期待していたが、こちらも速攻でお断りのメールが届いた。
2度連続で、クレジットカードの審査が通らなかったのだ。
生活の場面では予備校生は「学生」だけど、カード会社の判断は「無職」。



予備校生は、社会的に立場が弱いのね・・・



この場合、「学生」が優遇されているんだよ。



「学割」は適応されるのにね。
主な学割
- 通信各社の学割
- 交通機関の学割
- 映画館・美術館の入場料



かあちゃんから見たら、「学生」も「予備校生」も親から生活費と学費を出してもらっていることは、同じだと思うんだけど・・・



まあ、そうだね。
[ムスコの言い分] 未成年でもクレジットカードが持ちたい訳


ムスコは高校生の頃から、プリペイドカードやデビットカードを利用していた。
ネットで決済をする時も、プリペイドカードやデビットカードで決済をしていた。



なぜ、クレジットカードを必要と思うのだろう?
[デビットカードの場合] 即時決済だから、サブスクリプションの請求は、引き落とし日が分からない。
親から見たら、なぜクレジットカードの発行を望むのか分からなかった。



正直、高校を卒業して背伸びをしているのかと思っていた。
- 契約しているサブスクリプション毎に、契約者に請求される。
- 口座からの引き落とし日が違う。➡️ 口座管理が大変。
- カード会社から引き落としの連絡はこない。➡️ 即時決済が前提だから。



サブスクリプションの引き落としで、ヒヤヒヤするんだ。



でもデビットカード、クレジットカードどちらでも、口座に引き落としの金額を入金するのは一緒よね。
[クレジットカードの場合] 引き落としはカード会社から一括請求される。
- 会社が、各社の請求を一括して契約者に請求する。
- 口座からの引き落とし日は、カード会社の決済日。
- カード会社から事前に内訳の内容が送られてくる。



バラバラに請求がされるデビットカードと、一括請求されるクレジットカード。
かあちゃんなら、どちらを利用したい?



クレジットカードを選ぶ・・・
ムスコが契約しているサブスクリップションの数は、10以上はある。
それが一つ一つ、請求されたら管理が大変と言うのはかあちゃんでも納得できる。



ムスコの行動には、理由があったと言うことか。
どんなサブスクリプションの契約をしているか、確認してみた。
当時の家族会議で、お小遣いをどれだけ支給するか相談した時に、ムスコが提出した資料が残っている。
当時より、増減はしていると思うが、記載してみよう。
クラウドサービス
- Dropbox
- Evernote
- iCloud
ソフトウェア
- Ofice365(クラウド)
- Adobe Acrobat
- Bear
- Moneytree
セキュリティ
- 1Password
エンタメ
- Apple Music
- Spotify
- YouTube premium
- Amazon prime
- 楽天マガジン
- Netflix
勉強
- スタディサプリ
家族で利用して、親が直接支払っているものもある。
だが、上記のサブスクは、比較的メジャーなものが多いと思う。



この量を見た時には、驚いた!
重複しているなと思ったのは、Apple MusicとSpotifyくらい。
音楽好きなら、両方が聞きたいと言うのも理解できる。
Amazon primeは、Amazonの配送料のことがあるので、純粋にエンタメとは言えない。



未成年でも、これだけの量のサブスクを契約しているのだ。



バラバラに請求されると管理が大変だ。



まあこの量は、多いとは思うけど・・・
審査をする側の気持ちを考えて、次にチャレンジするカードを考える。


クレジットカードが欲しいと言うのは、切実な事情があることが理解できた。
今度は、前面協力をする。



もう少しだけ、クレカの発行をがんばってみることにしよう。
次にチャレンジするカードは、二人で戦略を練った。



カード会社にとって、ムスコにカードを発行することがメリットになるところはどこか?
偶然だが、かあちゃんが自分のクレカのカスタマーセンターに電話をした時にヒントを見つけた。
それは、とうちゃんの信用スコアの力を借りること。
結果、ファーストクレカを手に入れることができた。
未成年でクレジットカードを使わせて、親として心配はしなかったのか。


今までの子育て経験の中で、ムスコの金銭管理を信頼していた。
未成年でクレジットカードを持たせて、親として心配しなかったのか?



ある程度、ムスコの金銭管理を信頼していた部分が大きい。
ムスコは幼少期から、ボーイスカウト活動を続けている。
- 高校生になると大人の管理下で、「企画・計画・実行・報告」の訓練を積む。
- 計画と予算を提出して、認められれば現金を支給される。
- 企画した活動が終われば、会計報告書を提出して残金を返す。



自分の使える金額を把握して、クレジットカードを利用することも可能だと、親として信頼していた。
限度額は最少の10万円からスタートする。
使える金額も、カード会社が提示するのは最少の金額だ。
- 最初は、10万円からのスタートだった。
- 実際に1ヶ月で使えるのは、5万円が目安だ。
サブスクリプションの利用と、自分の日々の食事や買い物に使えば、1ヶ月分の枠はすぐに無くなる。



クレジットカードとの付き合い方を学ぶのに、最適な金額だと思う。
使った金額を、データとして管理するので、数字にこだわるようになった。
これは、ムスコの意見だ。
現金で管理をしていた時には、自分が今トータルでどれだけの使える残金があるのか、理解するのに苦労していたそうだ。
クレジットカードを使って、ほぼキャッシュレス化したことで、お金の流れがクリアになり数字に敏感に反応できるようになったらしい。



データを見ていたら、無駄遣いした部分が分かるんだ。
親世代が思っている以上に、子ども世代ではキャッシュレスが進んでいる。
母親世代が思っている以上に、子どもの世界でキャッシュレスが進んでいると実感したのは、大学受験料の振り込みの時だった。
かあちゃん世代は、郵便局の窓口で現金を持参して振り込みをしただろう。
かあちゃんも、ばあちゃんから現金を用意してもらって郵便局で手続きをした。



願書もネット出願・受験料もクレジットカード払いで在宅で全ての手続きをした。



現役の時には、かあちゃんが現金を持って動いたけど・・・
親のクレジットカードでなく、自分のクレジットカードで手続きができるのはありがたかった。
もちろんコンビニ払いや振り込みもあるが、時間を有効に使えるのは助かる。



受験料の支払いは、限度額をオーバーするので、一時増額申請をしました。
全ての受験料をムスコの口座に振り込みしておけばいいので、かあちゃんも助かりました。



大学受験料に関しては、親のクレジットカードでも可能です。
医学部のある大学だと、祖父母のクレジットカードでの支払いも想定してありました。
特に不安な問題は、感じなかった。
不正利用や使いすぎなど、心配なこともあるが、1年間使ってみて特に問題はなかった。
一度だけ、不正利用なのでは?と言う取引があったが、すぐにカード会社に連絡をして、対処してもらった。
ファーストクレカを持つ時期は、各家庭で違うだろう。



かあちゃんは高校卒業と同時に持たせることができて、ラッキーだと思っています。