家族間での少額の送金に、プリン(pring)を利用していたまいご家。
2020年7月のプリンの改悪により、今後の個人間送金をどうするか、いろいろ考えていた。

マネータップ(Money Tap)を使ってみよう。



はああ。また新しいやり方をマスターしないといけないのね。
とりあえずマネータップのアプリのダウンロードと、口座の登録は6月中に済ませておいた。
7月中旬にはいり、とうとう少額での送金の機会がやってきた。



駐車場代、1000円貸すから後で送金しておいて。



マネータップで、送ってみよう。
- 住信SBIネット銀行のユーザーの人。
- 手数料無料の送金アプリに興味のある人。
- スマホでの送金はどうやって行うのか興味のある人
マネータップのサービスは、2種類。送金とQRコード決済。





「マネー」を「タップ」して送れるから、「マネータップ」。



何言ってるの?



だって、思ったより簡単に送金ができたよ。



マネータップ最大の特徴は、銀行口座から銀行口座に直接送金、即着金ができること。
かあちゃんが軽口たたけるくらい、操作が簡単だったんだね。
- チャージ不要のかんたん銀行送金アプリ
- QRコードで、支払い。(チャージ不要で。銀行口座から支払い)
QRコード決済のサービスを利用できるのは、2020年7月現在まだ東京の一部の店舗です。
送金アプリとしての特徴
マネータップの特徴
送金 | 24時間365日、リアルタイム送金 |
手数料 | 無料 |
送金限度額 | 1回3万円。1日10万円。 |
対応銀行 | 住信SBIネット銀行・ |
- 銀行口座からの直接送金が、24時間365日リアルタイムで行える。
- 手数料が無料
- アプリの操作が、簡単。
- アドレス帳の電話番号で、送金ができる。(相手もマネータップに登録していれば)
- 対応銀行の少なさ。
- 自分の口座にも送金ができるが、実際は使えない。
- 問い合わせは、メールでのやり取りになる。
マネータップ、実際に使ってみたメリット4選。


[メリット1] 銀行口座から口座へ、直接送金が24時間365日、リアルタイムで行えること。
思い立ったらすぐに送金できるのは、プリンの送金サービスと同じだ。



チャージが不要で、口座から直接送金できるところは、プリンよりもさらにお手軽だった。
プリンとマネータップの個人間送金の違い
送金 | 口座に戻す | |
---|---|---|
プリン(Pring) | 一度プリンに自分の口座からチャージをして、送金。 | プリン から、自分の口座に戻入れをする。(操作有) |
マネータップ(Monry Tap) | 自分の口座から、直接送金。 | 自分の口座に、直接着金。(操作不要) |



着金は、残高を確認するだけ。
メールも送られてくるので、管理は楽だ。



送金されたお金をもどす操作がないから、マネータップの方が受け取る方も楽だよ。



送る方も、チャージをしなくていいから操作が少なくて、送金も速かった。
[メリット2] 手数料が無料。
主な個人間送金
口座に戻せるか? | 手数料は? | |
---|---|---|
Pay Pay | ◯ | PayPay銀行は無料。 それ以外の銀行は、手数料100円。 |
LINE Pay | ◯ | 手数料220円(税込) |
au Pay | ◯(auじぶん銀行のみ) | 手数料は、1回目は2万円未満220円(税込)。 2万円以上の場合は、払出額の1%(税別)。 |
d払い | ◯ | 手数料1回220円(税込)。 |
Pring | ◯ | 手数料月1回まで無料。 2回目以降は220円(税込)。 |
Money Tap | 直接口座に入金 | 手数料無料。 |



全てが無料で行えるのは、すごいよね。



個人間送金は、少額の送金が多いから無料でないと使えないよ。
[メリット3] アプリの操作が簡単だった。



一番心配していた部分。



かあちゃんは、機器に苦手意識があるからね。



認証は、かあちゃんの場合はFace IDで完了。





最初はプリンの画面と比べて、シンプルだからビジネスという感じがして、手が出しにくかった。



使ってみたら、どう思ったの?



画面がシンプルだから、迷わなかった。思ったより、簡単に操作ができたわ!
[メリット4] 相手もマネータップに登録をしていると、アドレス帳から送金ができる。
スマホの操作に慣れていない人が、送金アプリを使う時に一番ドキドキするのは、相手の情報を入力する時だろう。
お金を送るのだ。



使ってみたら、思ったほど大変ではないのだけど、心理的ハードルは高い。
もし情報を間違えて、違う相手に送ってしまったら大変だ。



そのハードルを下げてくれるのが、アドレス帳からの送金だよね。



「電話番号で送れます。」と言われても電話番号を覚えていないからね。


電話番号を選ぶと、


「アドレス帳から取得」が表示される。


金額を入金して、OKをタップすれば完了だ。



相手がマネータップに登録していれば、ノンストレスで送金が完了する。



家族間なら、アドレス帳に電話番号を入れているものね。
デメリットは、とにかく対応銀行の少なさ。


今のところ、住信SBIネット銀行・スルガ銀行・愛媛銀行しか使えない。
他の個人間送金ができるシステムに比べて、圧倒的に少ない。
[デメリット1] 対応銀行の少なさで、「家族間」のような身内での送金しか利用できない。



高額での送金は、銀行アプリのオンラインバンキングを利用。少額の送金は、お手軽なマネータップを利用というスタイルになるね。



家族でメインでやり取りする銀行を、揃えておくことが必要だね。
[デメリット2] 自分の口座にも送金できるが、対応銀行の少なさで実際は不可能。
マネータップ側は、他行の自分名義の口座にも手数料無料で送金OKと語っている。
約款上は、そうなのだ。



「スルガ銀行」や「愛媛銀行」の口座は持っていない。
[デメリット3] マネータップの問い合わせは、メールのみ。
新しいサービス、特にキャッシュレスに関係するものは、お問い合わせはメールの場合が多い。
でも、利用する立場から考えると、電話ですぐに解決できる方が安心だ。



特にお問い合わせをする時は、緊急時だから、すぐに電話で聞けるという安心感はうれしい。



でも、メールに「書く」ことで、冷静になれるというメリットもあるよ。



電話でのお問い合わせが、クレーマーになってしまってはいけないよね。
利用する側のモラルも、求められている。
本当は電話での対応がうれしい。
マネータップは、運営会社もシステムも過渡期のもの。


マネータップのシステムは、「全銀システム」とは違う。



そもそも、送金に利用しているシステムが今までのものとは違う。
従来のオンラインバンキングに代表される、送金システムは「全銀システム」を利用していた。
全銀システムとは?
銀行間の内国為替取引をオンライン・リアルタイムで中継するとともに、取引に伴う資金決済を行うための銀行間ネットワークシステム「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」
引用:全国銀行資金決済ネットワークHPより
マネータップの場合は?
ファンティクの時流により、DLT(分散台帳技術)を活用した高機能・低コストの「次世代金融インフラ」を提供します。金融機関とAPIで接続することにより、内国為替、外国為替を一元的に行い効率的な決済を可能にします。
引用:Money Tap HPより



難しい言葉が並んでいるけど、同じ送金でもやり方が違うということよね。



今は過渡期なんだよ。どちらのシステムが生き残るか。
マネータップの株主には、多数の地銀が参加している。
今回この記事を書くために、マネータップのHPで会社概要を確認した。
マネータップの会社概要
商号 | マネータップ株式会社 |
設立 | 2019年3月19日 |
株主 | SBIホールディングス・Ripple Labs・足利銀行・阿波銀行・愛媛銀行・大垣共立銀行・北日本銀行・きらぼし銀行・群馬銀行・京葉銀行・三十三銀行・山陰合同銀行・滋賀銀行・静岡銀行・島根銀行・清水銀行・新生銀行・住信SBIネット銀行・スルガ銀行・セブン銀行・仙台銀行・大和証券グループ本社・筑邦銀行・東邦銀行・東和銀行・栃木銀行・広島銀行・福井銀行・福岡中央銀行・福島銀行・北陸銀行・みちのく銀行・三井住友銀行・三井住友信託銀行・宮崎銀行・山口フィナンシャルグループ(山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行)、他1金融機関 |



これだけの銀行が株主で参加しているということは、将来これらの銀行が、送金できるようになるかもしれない。



お金の流れが変わるね。



これからも注目をしておかなければならないサービスということね。
しかもこの銀行の中には、まいご家のとうちゃんの給与振込口座の銀行。
かあちゃんの現在の給与振込口座の地銀もある。