シニアはNTTが大好き。
なぜなら、「電電公社」の時代を知っているから。

ワシはNTTがいい。だからdocomoがいい。
NTTが大好きで、docomoでの契約にこだわっていたじいちゃん。
けれども、複雑になるキャリアの契約内容についていくのが困難になった。



お前が全部お膳立てしてくれるのなら、docomoから離れてもいい。



もうどうしたらいいのかよくわからないのよ。



50代の私でも、スマホの契約内容は複雑で自分の契約内容を追うのが精一杯。
そこで、私たちと同じキャリアに乗り換えてもらった。



docomoの料金って高かったのね。



まあねえ。
ところが、2020年12月docomoは新料金プランを発表したのだ。
- ahamoの内容に興味がある人。
- シニアの通信の契約内容に興味のある人
ahamoってどんなプラン?


docomoが新しく発表したahamoのプランは、じいちゃんの大好きなワイドショーでも大きく取り上げられていた。



国が通信料を安くしてくれると言っていただろう!



うーん。そう単純な話ではないんだけど・・・
Ahamoのプランの特徴
- 条件なしの月額2,980円(税抜)
- データは20GB
- 5分以内国内通話無料
- オンラインで申し込み
「条件なし」とはどう言うこと?
通信会社のプランに馴染みのない人には、「条件なし」と言うところからわからなくなる。



「条件なし」とはどう言うことかしら?



「条件」とは、光回線を利用している「光回線割」や、家族全員が同じキャリアで契約して割引を適応する「家族割」のことだよ。



つまり、これ以上安くならないプランだから、シンプルなプランと言われているのね。
- ahamoは個人単位で契約することが前提のプランとも言える。
- 他社からの移行、もしくは初めてキャリアで契約する人向け。
データ20GBの意味は?
20GBは、データ容量として多いのか少ないのか?
現実にどれくらいのデータ容量を利用しているのか?



20Gというと、とうちゃんの契約内容よね。



実際に使っているギガ数は9Gくらいだけどね。



私たちはどれくらい使っているのかしら?



ばあちゃん達は、基本的に家にいるし外では通話のみだから、0.1から0.3Gくらいしか利用していないんだ。



そうなのか?



シニア向けのプランではないわね。



20Gと言う設定には、プランとして物足りなさを感じてしまう。



実際にはどれくらい利用しているの?



オンライン授業を一番活用していた時は、60G使っていたよ。
5分以内国内通話料無料の意味は?
スマホでの通話時間が5分以内で終わるかどうか?
問い合わせや出欠連絡のみのかあちゃんは、通話のプランは定額ライトで契約をしている。
だから、ahamoの「5分以内国内通話無料」で十分利用できる。
普段、電話で連絡を取り合う習慣のないじいちゃんも使える。
だが、ばあちゃんの場合は状況が変わる。



ばあちゃんには、高齢で持病を抱えている、独居の弟がいるのだ。
しかも子どもはいない。



こまめに連絡を取らないと様子が心配。
近況確認をするための通話なので、5分以上の通話時間になる。



今も「カケホ」を契約しているものね。



ただ1,000円のオプションに加入すると、24時間何度でも国内通話がし放題にはなるよ。
オンラインでの申し込みのみ
シニアにとって最大の難所だろう。
なにせ、実店舗が大好きだ。
今までも少しでも疑問点があると、すぐにdocomoショップへ駆け込んでいた。



正直、店舗のスタッフさんでは答えられないようなdカードのこととか、docomoひかりのこととかもショップに駆け込んでいた。



そこを家族でカバーするために、docomoから俺たちと同じキャリアに移ってもらった訳だからね。
海外82の国と地域で、追加料金なしで20GBのデータ容量を使える。
実はahamo最大のメリットは、この部分にあると思っている。
今までは海外で利用する場合は、別途契約をするかWi-Fiを利用していた。



ただし、利用日数が15日を超えると通信速度が制限されるよ。
さあ、docomoに帰るか?


こう見てみると、シニアにahamoの契約は現実的ではない。
じいちゃんの「国がいい具合にしてくれる。」と言うプランとは思えない。



NTT大好きなじいちゃんだけど、この内容では契約の変更はできないわね。
ahamoはどんな人に向いているプランなのか?



デジタルネイティブ世代に向けたプランだけど、20Gと言う部分が、最大のネックだね。



若者の使い方では、20Gでは心もとない?



心配だね。それに若者は、「学割」も使えるから。



各社の新プラン発表待ちね。



だけどこれだけは言える。
シニアのためのプランではないよね。